人と教育

こどもは人の基本

=(算数数学の”は”)の意味

小1から小2になる春休み、

学校からは宿題が出ないと聞いて驚きました。

 

また別の記事で改めて書きますが、

学校にいわゆる「勉強」を求めてはいけないなと感じています。

 

私は春休みに宿題がないと知ったその次の日に、

本屋さんへ1年生の学習のまとめのドリルを買いに行きました。

各出版社からその手のものが出ていて、

平積みで置かれていたから、この時期には相当需要あるんだろうなと思います。

 

はっきりいって小1の学習内容なんて、あえて復習するほどのものではないけれど、

長期休みの中であっても勉強するという習慣を止めたくないし、

できていたらできていたで、そこを褒めて認めてあげる機会になれば良いなと思って。

 

それと、私にはもう一つ目標があって、

春休み中に九九を暗記させること。

そのドリルに、ちょうど九九の表もついていました。

やっぱりそういうタイミングだよね。

 

多少でこぼこでも良いから、春休み中に九九をすべてさらっておきたい。

youtubeで「九九」と検索すれば、九九暗記のための曲がたくさんあります。

好きなものにひとつしぼって、表を見ながら聴けば、案外簡単に覚えられます。

 

でも!!

九九を覚える前に、ぜひお子さんに叩き込んで欲しいことがあります。

「=」の意味です。

 

小1の算数を終えた段階で、こどもたちは「=」の意味を、

「左の式の答え”は”」の「は」だと思っています。

 

違います。

「=」は、「=」をはさんだ左と右が「同じ」という意味なんです。

 

2+3=5

であり、

2+3=9-4

でもあるんです。

 

かけ算を学ぶにあたり、

「=」を見たら「とにかく答えを出す!」

という習慣を取り払ってもらいたいのです。

 

たし算とかけ算はとても似ているものです。

たし算を楽にするのがかけ算です。

 

まずはそのことを理解するために、式の行き来を練習してから

九九の暗記にとりかかってもらいたい!

 

<たし算の式はかけ算の式に、かけ算の式はたし算の式にしよう!>

※答えは出さないよ!

 

①1+1+1+1=

②5+5+5=

③2×6=

④8×5=

⑤42065+42065=

⑥91847×3=

 

このような問題を適当に作って、かけ算の式が表す意味をしっかり理解させましょう。

答えを出すことが重要ではないのです。

 

式の意味がしっかり理解できれば、かけ算はまったく新しいものではなく、

たし算のお友達(^^)

 

たし算⇔かけ算(式の書き換え)

九九問題